温かい家のつくり方(その1)
2015年1月26日10:08 AM カテゴリー:ブログ
まずは寒い国の暖房設備について学びましょう。
ドイツやフランスではセントラルヒーティングが採用されています。セントラルヒーティングは、熱源装置(ボイラーなど)を設置して、熱を暖房が必要な各部へ送り届ける暖房方式で、全館集中、中央暖房といいます。日本においては石油や重油を使ったボイラーが主として用いられてきましたが、建物の種類や規模によってはガスボイラーでの供給手段もあります。これらのボイラー熱で湯を沸かし循環ポンプにより各部屋へ循環させ、各室にはラジエーターを設置することによって暖房する設備です。メリットとしては、安全性が高い。空気を汚さない。騒音が無い。定期的なメンテナンスが不要。デメリットとしては、イニシャルコストが高い。適温になるまでに時間が掛かる。温度調節が出来ない。また、朝鮮半島においてはオンドルが知られていますが、現代では温水床暖房となっており、熱源はガスや電気です。ロシアにおいてはペチカと呼ばれる暖炉で、熱源は石炭、薪、石油などが用いられています。
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